インターネットの歴史上で、巨大なチャットサイトが幾度か登場した。しかし、長く反映できたチャットサイトはまだ存在していない。
ブログが流行る前の、Y2K前後に、「ゆいチャット」と呼ばれるcgiが、個人のホームページを中心に広がった。その頃に現れたのが、J-SIDE、巨大チャットサイトだ。当時、大橋巨泉を起用してテレビCMも打っていた。インターネットバブル絶頂期に一世風靡した光通信が100%出資した。しかしながら当時、まともな収益モデルに達することができず、事業は清算されることになる。
時を前後して、MSNチャットやYahoo!チャット、も巨大チャトサイトだった。これらは、WindowsパスポートやYahoo!メッセンジャーからの利用者獲得で、急速に利用者を伸ばし、かつ新規利用者の参加割合も高かった。ところが、チャットされる内容で今でいうところの「出会い系」の要素が強いチャネルが徐々に増えていく。俗な言葉で言うと、風紀が乱れてきた。風紀を正すと、利用者が一気に減少。そうこうしているうちに、新たなコミュニケーション環境が育ち始める。ブログだ。そして、MSNやYahooのチャットは、徐々に徐々に利用者が減少し、忘れた頃にサービスを縮小。
2007頃、急速に台頭したのが、セカンドライフ。3次元空間でのチャットおよび創作コミュニティー。3年前のあの興奮はどこへ行ったのだろうか?というくらいに、今では全然ぱっとしない、Second Line。
掲示板は内容が残るが、チャットは内容が残らない。いくら時間が経過しても、知識は蓄積しないし、ゴミも蓄積しない。進化論ではないが、後世に情報を残す仕組みを持っていた掲示板と、そうではないチャット。チャットは安定しての存続が、今のところ難しいようだ。
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