本棚を整理していたら三石玲子のレポートを綴じたバインダーが出てきた。パラパラと眺めても、これが10年前のレポートとは思えないすごい分析だ。今でもノウハウてんこ盛りの内容だ。
もう手に入らないと思いきや、そのレポートは当時のままで今でもネット上に残っている。
M&M/Report by Reiko Mitsuishi (M&M研究所)
一番面白いのが、「連載:ECのマーケティング」だ。1997年からICカード業界誌の「カードウェーブ」上で不定期の連載が始まった。2003年3月の第36回目が最後となっている。連載を終えたわけではない、三石玲子が2003年7月に急死したからだ。連載内容としてはそろそろ2順目に入っており、振り返りが増えていたので、書くことを残して終わった感じはしない。いつかは会いたいと思っていたが、そのチャンスは途切れてしまった。
1997年当時と言えば、第二次補正予算で通産省絡みのEC実験予算などにより、ECへの期待がはじまる。ところが有名どころのEC活動のほとんどは、大金をつぎ込みそしてうまくいかない。楽天市場がまだ無名でスタートした頃だ。Googleもなかった。論客といわれる人もいた。
その当時、ECに関してまともなことを言っていたのは三石玲子くらいだった。国領二郎の言うことは正しそうで実践できなことばっかしだった。
連載第1回「間違いだらけのEC議論」では、三石玲子のECでの立ち位置と、これからの連載内容の項目と簡単な状況紹介がなされている。
もう手に入らないと思いきや、そのレポートは当時のままで今でもネット上に残っている。
M&M/Report by Reiko Mitsuishi (M&M研究所)
一番面白いのが、「連載:ECのマーケティング」だ。1997年からICカード業界誌の「カードウェーブ」上で不定期の連載が始まった。2003年3月の第36回目が最後となっている。連載を終えたわけではない、三石玲子が2003年7月に急死したからだ。連載内容としてはそろそろ2順目に入っており、振り返りが増えていたので、書くことを残して終わった感じはしない。いつかは会いたいと思っていたが、そのチャンスは途切れてしまった。
1997年当時と言えば、第二次補正予算で通産省絡みのEC実験予算などにより、ECへの期待がはじまる。ところが有名どころのEC活動のほとんどは、大金をつぎ込みそしてうまくいかない。楽天市場がまだ無名でスタートした頃だ。Googleもなかった。論客といわれる人もいた。
その当時、ECに関してまともなことを言っていたのは三石玲子くらいだった。国領二郎の言うことは正しそうで実践できなことばっかしだった。
連載第1回「間違いだらけのEC議論」では、三石玲子のECでの立ち位置と、これからの連載内容の項目と簡単な状況紹介がなされている。
- ECに関して「いけいけどんどん」組を右側、「否定組」を左側とすると、筆者は真ん中からやや左に属する
- バーチャルは選択肢の1つに過ぎない
- ECのマーケティングとは心理学そのものである
- 決済屋、技術屋、セキュリティ屋が引っ込まないと、ECは進展しない
- ネットワーク社会の大原則はスモールイズスマート、スペシャルイズスマートである
- アメリカの事情は日本にはあまり通用しない
- ネットコミュニティ論の誤解
- アクセス数至上主義の誤解
- ビジネス効率に関する誤解
- 商圏がない
- アクセス数対比購買確率が低い
- リピーターになりにくい
- 購入単価の低さ
- 決済問題の位置づけ
- 双方向性の活用度合い
- 日米の市場構造の差
- 理科系オタク(存在するが既に少数派)
- SOHO(一説には4800万人のホームワーカーが存在する)
- マージナルリッチ

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